こんばんは
前回、ドロドロ品のを読んだので、
ちょっとすっきり系を読みたいと思ったのに
結局また
ミステリーよんでしまった
この本は
全て会話形式で進んで行きます。
ある商業施設で起きた重大な事故を追っていくんだけど
目撃者の話を聞き出しても
みなハッキリと何かを目撃したわけではなく
原因も特定できず・・
聞き出していくなかで
事件とは違った問題を
皆抱えている・・。
防犯カメラに映っていた
ぬいぐるみも抱いた少女が
事件の解決の糸口になるのか・・・
って感じです。
最初はなかなか見えてこないし
読みにくさも感じたけど
途中からスイッチ入ったね。
「何かとてもひどいことがあっても、誰かのせいにできないとつらいでしょ。自分のせいだなんて、絶対思いたくない。誰かの生だって考えることって、とても気が休まることなんだもの。後悔や反省よりも、人を憎む方がずっと楽。・・」
Q&A 恩田陸 幻冬舎文庫より
そしてやっと、さわやか系
風のマジム
原田マハさんの、「カフーを待ちわびて」が
沖縄の風を感じられるような、
とっても温かい人との関わりだったので
今回は「風のマジム」
沖縄で生まれ育った伊波まじむは
派遣社員として努めている会社の、社内ベンチャーに
郷土のサトウキビを使ったラム酒を作る企画を提案するんだ。
楽しく美味しい酒の飲み方を教えてくれるおばあに
叱られながらもその温かさを感じて
たくさんの人とのつながりの中で
自分が本当にやりたいことはなんなのか・・
見付けていくお話でした。
ラスト、泣きました。
カフーを待ちわびて・・もそうだけど
沖縄の方言がでてきたり
風習がでてきたり
それだけでも、自分もそこにいるような気持ちになれます。
沖縄の写真(投稿)とか旅行冊子を見るのも
きれいな海や空や緑を見るだけでも好きだけど、
本の場合は、そこにいる人の温かさも感じることができるので
時々、沖縄が舞台の本は読みたいなと思うのデス。
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