SNS でみつけて、面白そうだなと思って気軽に読み始めた本が
めっちゃ衝撃だった話(笑)
朝井りょうさんの「正欲」
3人の、人とは違う個性があり生きにくい主人公たちが、「水」と言うキーワードでで繋がっていく話。
読み終わった時に、なぜこのタイトなのかがわかった
自分にとって正しい事を、求めること。
でもそれは、あくまでも「自分にとって」であり
それが正しく無い人間もいるということ
その、自分が「正しい」と思うことは、本当にみんな同じ様に「正しい」と思ってるのか
誰もがわからず不安で
確かめ合おうとする
その行為が日常であり、
みんなと違う事が「正しい」人にとっては、その日常にいることが苦痛でしか無いと言うこと
みんなと違う・・
私も、時々LGBT の研修会とかにいくんだけど
それよりも更に、個性派の人もいて
他人に触れて欲しく無い様な(きっと理解してもらえないと思い)
孤立した人が
「無敵の人」と紙一重・・とも表せるんだけど(全てではない)
その個性派の人達同士も
きっと、共感できる人を求めている
共感と繋がり
自分の知っている世界は、本当に狭く
わからないところで悩みを抱えている人はたくさんいると言うこと
人はね、「明日行きている事」を基準に
すべての行動が成り立つんだって
明日行きているために、ご飯をたべ
明日行きているために、仕事をしてお金をかせぎ
明日行きているために、子育てをしている
この本を読んだら、読む前の自分に戻れないって帯にかいてあるけど
確かに、影響力が強い本だなあと思った
ストーリー展開も面白かった
明日生きている事を
楽しみにできるだろうか。
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